こもれびログ 〜ニューヨーク在住プロダンサーの日々〜

私の目線から、きらきらと輝く毎日について。

【ダンサーとして、人として。】自粛生活で気付いた、23歳の私にとって大切なこと。

 

お久し振りになってしまいました。

気づけばもう8月。2020年も夏になり、そして秋に向かっていきますね。

 

皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

 

私は元気です。

まだニューヨークシティーに居て、毎日を生きてます。

 

3月からの生活を思い返して見れば、

私の生活は随分と変わってしまったように思います。

 

ダンサーとして仕事をもらう。仕事をする機会を毎日探してバタバタしていた日々から一変、

自分の気持ちと向き合うことが中心となる日々が続きました。

 

まだまだ舞台の世界は元に戻らないかもしれない。

ニューヨークのエンタメ界はかなり打撃を受け、大きな舞台の再開の見込みは2021年以降となっています。

 

今でも、悶々としてしまう時があるのは事実です。

 

ですが、8月の時点で私の身の回りで変わったこと、良くなりつつあることが沢山あります。

 

そして何よりも、私の中でのポジティブな変化があったことが一番大きいかもしれません。

 

今日は今現在の私が、今まで気付くことができなかった

大切なことについて書いてみたいと思います。

 

 

小さな幸せが、全て 

 

コロナに入って仕事がなくなってしまって、イベントもない、友達ともなかなか会えない。

なんだか張り合いがなくて毎日憂鬱になってしまったり。

 

でも、この自粛生活中に、この何でもない毎日の中にある

小さな幸せが全てなんだなと感じました。

 

例えば、美味しいものを食べてほっとしたり、

好きなことを友達や大切な人と共有して笑いあったり、

晴れている空の下で散歩をしたり、

心地よい布団に包まって眠ったり、

知らない人と小さな会話をしたり、

 

本当に小さなことで、幸せになっていいんだな。

小さなことで、心がいっぱいになっていいんだな。

何もしなくても、これで十分と感じていいんだな。

 

何だか一番大切なことに気付けたような気がしました。

 

できることを、こつこつ進める

 

外に出てもやることがなかったり、遠隔でしか友達と触れ合えなかったりすると、

できることが限られてしまっているような気がします。

いつもの生活のリズムではないので、なんだか封鎖的になって、何にも手をつけられないような気持ちになってしまうこともありました。

 

ですが、やれることは探せばどこにでもあるのです。

そして、何をやっても、何を始めても、間違いなどないのです。

 

例えば、今まで読みたかった本を読んだり、

体を鍛えるトレーニングを欠かさずにしたり、

今までやったことのないことをオンラインで学んだり、

捨てられなかった服の整理や部屋の掃除をしたり、

遠く離れた家族や友達と近状報告をしたり、

 

少しづつでいいのです。

こつこつと行動を始めて、重ねていくことが大切なんだと気づきました。

 

焦らない、比べない、間違いを恐れない

 

私の癖:焦ること。

 

どうしても、壁にぶつかると焦って行動してしまうのが私の癖で、

この自粛期間中に何度も焦る気持ちが盛り上がってしまって、

苦しくなってしまったときが幾度とありました。

 

ダンサーとしての仕事のなさや、動いていないことによる体力や筋力の減少、

23歳にもなるのに大人として行動できているのか、これからどうしていくのがベストなのか。

 

焦る&不安になる要素が盛りだくさん。

 

そんな中で気付いたのが、

焦ったら立ち止まること、周りと自分を比べないこと、間違いを恐れないこと。

 

焦って本心でない行動をとってはますます苦しくなってしまうので、

立ち止まってもいいんだよ、と自分に言ってあげることで少し落ち着くことができました。

 

どうしても周りと比べてしまいがちになってしまう時には、

SNSから少し遠ざかってみたり、比べるのは過去の自分とだけ!とルールを決めて、

自分にリマインドし続けることで、比べたくなってしまう気持ちを抑えることができました。

 

間違いを恐れない、というのはどうしても難しいことですよね。

”初心を常に保つこと” ー私もまだまだ練習中です。

間違いに気づいた時に直せる素直さ、間違えてもなんとかなる!と

ポジティブな気持ちを保つことが、新しいドアを開いていく鍵なのだなと思いました。

 

きちんと休む

 

今まであまり寝付くことに重きを置いたことがなく、

(というのもいつも布団に入ると秒で眠りに落ちる&眠いとどこでもすぐ寝てしまうので…)

眠るということがとても難しいということがあまりなかったように思います。

 

ですが、この自粛生活で寝つきが悪くなってしまったり、

眠りに落ちる寸前まで考え事をしていたり。

休む、ということが難しいな。と感じました。

 

休める時に休む。眠れない時には気持ちを落ち着けるために音楽を聴いたり、

ストレッチをしたり、空調を調節したり。よく眠れるように工夫をするようにしました。

 

次の日の気分や、体調も左右してしまう睡眠。

眠れなくても、たくさん寝てしまっても、自分を責めないことも大切だなあと感じました。

 

支えてくれる人、周りにいてくれる人を大切にする

 

この自粛生活で、人との関係性が変わってしまったり、連絡が取りづらくなってしまったり。

色々な変化が人と人との間に起こっていると思います。

 

そんな中でも、気にかけてくれる人、サポートしてくれる人がいるだけで

本当に気持ちがふんわりと落ち着くんです。

一人じゃないと思わせてくれる大切な人、仲間たち、友達、家族。

そんな人たちを大切にすることが私の中で大切なんだなと気付きました。

 

人のことを気にかけるって、簡単なことではありませんよね。

手を差し伸べてくれる人たちがいることって本当に有難いなと改めて感じられました。

 

そんな風に、私も大切な人たちに手を差し伸べ続けることができるように、

気にかけることができるように。と、思いました。

 

 

________

 

 

読んでいる中で、何か共通していること、

同じようなことを感じている方がいたら、嬉しいなと思います。

 

そうでなくても、読んでくださってありがとうございました。

 

秋に向けて、24歳に向けて、新たなドアに向けて、

進んでいこうと思います。

 

 

ではでは。

 

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はっちすたじお掲載「なぜしない!?アメリカ人『マスク嫌いの反応』から考察してみる。」

こんにちは、まみこです。

 

今回は”アメリカから『ワクワクは体験』をお届けするおもしろ情報まがじんサイト”、はっちすたじおさんのサイトで日本とアメリカのマスク文化について、両国の歴史的な情報を踏まえて記事を書かせていただきました。

 

「なぜしない!?アメリカ人『マスク嫌いの反応』から考察してみる。」

 

https://hatchstudioinc.com/archives/33011

 

是非、ご覧ください!

 

ではでは、

 

まみこ

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人種差別について学ぶことをやめたら、誰だってレイシストになってしまうんだ。

こんにちは、まみこです。

 

今月初め頃にフリーランスダンサーとして働いていた経験をめちゃくちゃ頑張って書いてた記事が消えてしまって、ちょっと悲しみに浸っていたらまた色々あって、時間が過ぎて、今日に至っています。

 

6月に入りましたが、皆さんはいかがお過ごしですか?

日本では自粛生活にも幅が広がって、仕事に復帰したり、学校が始まったりしているようですね。

 

ニューヨークではコロナもまだ収束していません。

それに重なるようにして、五月の末にアメリカの歴史を顧みざるを得ない事件が起き、その事件へのリスポンスがアメリカだけでなく、世界各地でも起こっています。

 

先月末、警官が差別的に偽小切手の使用が疑われたジョージフロイト氏を膝で首を圧迫し、死に至らせるという事件が起き、歴史的にアメリカで続く黒人への偏見や不公平に作られたシステムとそのトラウマが浮き彫りになったり、アメリカ警察のシステムへの疑念が勃発したり、アメリカ全体で、一人一人が今までどう黒人の偏見と向き合って来たのかを見直し、彼らの歴史や今までに起きた事件についてを学び、何が本当に正しいのか、何が平等なのか、というのを考えさせる時間になっています。

 

黒人の命は、他の人種の命と重みに変わりはなく、平等であるべきだ。#blacklivesmatter というスローガンのもとで安全に行われるプロテストやソーシャルメディアでの呼びかけが広まっていますが、それを利用した暴動や強奪など、人種差別運動に関係のない事件が起きているのも事実です。

 

黒人差別問題について考えることは瞬間的な行動で収まってはいけない。確実な変化には長期的な行動、一人一人が歴史を学び、互いを理解し合う努力を続けていくことが求められる。と私は思います。

 

そして私個人で考えていたのは、この問題はアメリカの問題だけではないということ。

日本でも確実に他の民族に対しての差別や黒人に対しての差別が意識的にも、無意識的にも確実に存在しているということ。

 

アメリカで起きていることだから、日本に住んでいる私は関係ないや。”

”私は人種差別なんかしないもん。アメリカ人の友達がいるし。”

”黒人の差別問題なんだから、黒人の人が対処すればよくない?なんで私たちも立ち上がる必要があるの?”

 

そう思っている人もいるでしょう。

 

私個人でも日本人の人に向けて日本語で訳されているポストや記事をSNSでシェアしていましたが、なかなか”わたしは関係ない”という感じが見受けられていて、どうしたら日本に住む日本人でも感情的にこの問題について繋がることができるだろう、と思っていました。

 

"Silence is Violence" ー沈黙は暴力だ

この言葉のように、世の中で起きている問題について、自分の言葉や行動の力を放棄することは、暴力にも値するのです。

 

インスタグラムで私がフォローをしているEuroさん(@euro179)が非常にわかりやすい動画を作ってくださったので、こちらを見てみてください。

https://www.instagram.com/tv/CBAb2XZlJNY/?utm_source=ig_web_copy_link

 

黒人問題を身近な人に置き換えてみたら、どうなるだろう。

アメリカを自分の国に置き換えてみたら、どうなるだろう。

 

悲しくなるし、怒りがこみ上げて来ませんか?

 

肌の色でどんな人かは分からないし、目の色で誰が偉いかだなんて決められない。

言葉が違うからといって、考えまで違うとは限らない。

文化は違えど、感じる感情は人間みんな一緒だと思うんです。

 

日本ではグローバル化が進んで、前よりも日本に在住している他国出身の方が増えて来ました。

そんな中で私が思うのは、無意識に彼らを差別していないか?ということ。

 

日本は島国なので日本国籍の人の人口が圧倒的に多いですよね。

見た目が”外国人”だから、といって、自分がされては嫌な行動を取ってしまったことはありませんか?

”昔からこうだったから!”と言って、不平等に他国籍の人に接してはいないでしょうか?

 

日本は異文化を取り入れて、日本なりにアレンジするのが上手です。

異文化をアレンジするということは、その文化を使わせてもらっているということ。

扱う時に、その人種の人や文化を軽視することなく、平等な扱いができているでしょうか?

その歴史をきちんと把握した上で、感謝をもって扱えているでしょうか?

 

他の人種や文化、彼らの歴史について学ぶ努力をしない限り

島国で生まれたままの私たちではレイシスト(人種差別をする人)のままなのです。

 

それでいいのでしょうか?

 

私は、そういった”他国や他人について、学ぶ努力をし続けること”は

”愛の行動”だと思うんです。

 

それなしで、人と人とがつながり合うことは不可能ではありませんか?

 

きっとこれは同じ人種同士でも、友達間でも、家族間でも言えることだと思うんです。

その人について理解をする努力をし続けること。愛ですよね、きっと。

 

人種を分け隔てる前に、ひとりひとりが同じ人であることを、理解したいですね。

 

_____

 

 

話が大幅に逸れてしまいましたが、

アメリカで起きている黒人差別問題について今私たちができることは、一人一人が彼らの歴史について、アメリカの黒人差別の歴史についてを学び、理解を深めることだと思います。

 

日本のNetflixや他のストリーミングサイトでは黒人差別について学べるドキュメンタリーや実話に基づいて描かれた映画が沢山あります。

- 13th

- When They See Us

- I Am Not Your Negro

- American Son

- Black Power Mixtape: 1967-1975

- King In The Wildness

...

これらは英語名ですが、検索をすると直ぐに出てくるかと思います。

私は13thを観ましたが、ドキュメンタリーの中でも黒人差別はアメリカの歴史とどう絡みついてるのか、なぜ罪のない黒人たちが逮捕され殺害されてしまうのか、今のアメリカ社会で何が起きているのか、というのを深く、分かり易くまとめてあると思いました。非常にオススメです。

 

この問題は次の世代を担う子供にも話されるべき話題だと思います。

アメリカのテレビ局、CNNではセサミストリートのエルモとエルモのお父さんが、レイシズムってなんだろうというトピックについて話す特別番組を放映。大人でも納得するような優しくて、深い内容でした。翻訳されたものを見つけたので、ここで紹介したいと思います。

 

youtu.be

 

日本にいても、署名活動や募金をすることもできます。

 

www.change.org

 

このサイトはこの運動のきっかけになったジョージフロイドさんのために作られたもので、私も著名と募金をさせていただきました。日本からでも署名、募金ができるので、今直ぐにでも行動をしたい!という方は是非。

 

この運動に関しては日頃の勉強もそうですが、日々何が世界で起きているのかというアップデートも必要です。

 

www.facebook.com

 

こちらは私もメンバーになっている日本人向けのグループで毎日新しい情報を日本語で分かり易く手に入れることができます。フィードに情報が流れてくることによって、意識的に勉強しなきゃ!と思うことができるのでおすすめです。

 

この他にもプロテストに参加したり、人種差別にあまりなじみのない友達や家族と話しをすることも運動に参加する手です。

 

ひとりひとりが意識的に行動することで、世界をより良い場所にできる!と私は思います。

 

これからもわたしは情報発信、共有、そして行動することを続けていきます。

人種差別は他人事だと思っていたこの記事を読んでくれているそこのあなたの心に、何か大切なことが響いていたらいいなと願うばかりです。

 

今日から、一緒に変わっていきましょう。

 

私も、努力します。

 

それでは、

 

まみこ。

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彼のハモリを聴いた瞬間に、天に召されるやつですよ。[Jacob Collier]

 

こんにちは。

 

今日はイギリス出身の音楽家、Jacob Collier氏(とは言え年があまり変わらないのにめちゃくちゃパワフルで才能があり過ぎて涙出でくるレベルの人物)が、30時間ライブストリームをして彼のクルーのために募金を集める、というのをやっていて、それを朝から見ています。

 

youtu.be

 

参考までに。彼の曲の中で初めて聴いたのがこの、"Moon River"

ハモリがすごい。耳が爆発する勢いで本当にすごい。

 

30時間のライブストリームで10,000ドル(100万円)がゴールだったにもかかわらず、わずか3時間足らずでゴールにありつくという。3時間で100万円。まだあと27時間あるというのにな、、、、

 

30時間で彼が何をしているのかというと、ファンから集めた演奏や歌の映像(30秒くらいの長さ?)に一曲45分というタイムリミットをつけてでハモリや楽器をミックスするというもの。

楽器やジャンルに関わらず、どんな音楽も理解してしまうまさに天才肌。私自身、音楽についてめちゃくちゃ詳しいわけではないのですが、知識の浅い私でも、彼がどれだけすごいのかというのが音楽を聴いただけでわかるレベル。

 

しかも、人が、良すぎる、、、、、、、、

募金を集める理由が職を失っている自分のクルーたちのため、という。本当に優しいし、人思い。どんなに小さな金額でも、募金が入るたびに、”ありがとう!君はヒーローだよ” ”ナターシャ!本当に感激だよ”と作業しながら一人一人に声をかけていて、もう涙出る、、、、、

 

そして、パッションの塊。

やっている仕事に愛を持っている人って、本当に楽しそう!!!というか遊んでいるように仕事しますよね。彼もその一人で、ミックスしている時に、これも!あれも!あれも〜!みたいな感じでいろんなアイディアが秒ごとに出てくる。パッションしか感じないですね、もう!本当に尊敬します。

 

時間がある時に、本当に彼のこと調べて見てほしい!

 

今日は彼の声に召されつつ過ごします。

 

では!

 

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プロダンサー生活10ヶ月目、無職(仮)になる。

こんにちは、まみこです。

 

最近は暖かくなってきて、もうすぐ夏かな?って気分になりますね。

皆さんはいかがお過ごしですか?

 

今日は、ニューヨークで働くダンサーという視点から、今の現状を単刀直入にお話しようかなと思います。

 

コロナの影響が出てから約3ヶ月。

人が集う場に収益が集中するエンターテイメント業界、特にライブパフォーマンスを主に仕事にしているダンサー、役者、裏方、音楽家、劇場・スタジオ運営者の方はかなりの打撃を受けています。ツアーや公演の延期、それに伴うリハーサルの延期、スタジオの閉鎖、サマーインテンシブの中止、など。

 

私もその一人です。

 

去年5月に大学を卒業して、6月からプロのモダンジャズダンスカンパニーのメンバーとして、米国内のツアー、公演、高校や大学でのレクチャーなどを他7人のカンパニーメンバーと共にしていました。その他にも週末はラテンダンスのカンパニーとのお仕事、他のパフォーマンスのお仕事や短期のプロジェクト、そして2月末にはフィットネスインストラクターとしての仕事を始めたばかりでした。

 

ニューヨークに移り住んでから、がむしゃらに過ごす毎日は過酷で、疲労感たっぷりで、サブウェイで爆睡するのが日課で、ベッドに倒れて朝になって、、、それでも、やりがいのある、学びのあることばかりでした。

 

3月中旬、だんだんとコロナの影響がニューヨークに出始めた頃。いつものように週末のパフォーマンスのために集合場所のハーレムまで言った時でした。その日は初めて、他のダンサーをまとめ、現場やDJの人とコミュニケーションをとるチームリーダーを任せられていた夜で、めちゃくちゃ緊張していたのを覚えています。衣装を車に積んで、さあ現場に行くぞ!って時に、現場から電話が。”今夜からお店一旦閉めることにしたので、また開いた時に連絡しますね”

 

その日はそのままお家に帰って、、、と。変な予感はしていましたが、州から自宅待機の宣言が出て、とりあえず、すぐ終わるのかな?と初めは軽めに受け止めていました。その後の2、3日で状況がかなり深刻になり、これは本当に大変なことなんだ。ということを肌で感じ始めて。その日から次々と仕事のキャンセルや延期のメールが入ってくるようになりました。

 

カンパニーに所属して仕事をするのと、フリーランサーとして仕事をするのを両方していたのですが、どんな仕事であっても、今はダメだ。というのが答えで、決まっていた全てのパフォーマンス系の仕事はキャンセルか延期になってしまいました。

 

ミュージシャンでもこの2020年内のパフォーマンスを中止した方もいますし、今のところブロードウェイの上演も9月まで延期になっていて、とりあえず、私の場合、秋の公演やツアーの日にちはまだあるのですが、確実な対処がない限り、劇場に人を入れるのは難しい。との声が出ています。

 

________

 

コロナで職を失ったパフォーマーや舞台関係者は、一生をかけて職を目指していた人や本気でその技術と向き合ってきた人たちばかり。特に私の周りの若い世代の人たちは、大学卒業して何年かして、本当に就きたかったプロジェクトや舞台に携わろうとしていた人たちばかりでした。このような形で、全ての仕事がなくなってしまうと、やるせなさや、悔しい気持ち、”果たして私に、この仕事に価値が在るのだろうか?”と一瞬、自問自答したくなってしまうような気持ちになるんです。

 

仕事がなくなった今、私だけでなく、同じ立場にいる他のパフォーマー達は、いろいろな事を感じ取っているのだと思います。

 

この先、一年くらいは元に戻らないであろう。という予測が出ている中、じゃあいつ舞台が戻ってくるんだろう。いつ普段通りに仕事ができるようになるだろう。と不安になることが在るのは事実です。

 

感じるため、伝えるため、共有するための場が、パフォーマンスがなくなってしまっているのがやはり一番悲しくて、悔しいなあと思います。

 

________

 

じゃあ毎日うずくまって暗闇の中泣き腫らしているのか、というと、全くそうではありません。逆に、この時間を利用して自分で何ができるだろう、何がしたいだろう、と頭を回転させ、心と身体と相談しつつ、一日一日を踏みしめて生きてます。

 

この自粛期間中は、馴染みのあることも無いことも、色んな事に足を突っ込んでみたりみなかったりして。環境はだいぶ違えど、オンランでのダンスクラスが始まったり、ストリーミングで見たかったカンパニーの公演映像がみれたり、知らなかった筋肉トレーニングを試してみたり。他にも、読みたかった本が読めたり、健康的に睡眠が取れたり、他の語源を学んでみたり。質は日によってまちまちですが、毎日体調や気分に合わせながら体づくりをしたり、クラスをとったり、休んだり、リズムをつけて過ごしています。

 

狭いニューヨークのアパートでどれだけの動きができるのかというと、足音を気にしたり、音量を気にしたりしながら動かなくてはならないので、感覚的には45〜55%くらいしか体を動かせていない感覚。カンパニーのリハーサルもオンラインになったのですが、音のズレや画面がフリーズする、とかでユニゾンのパートを確認するのも結構難しかったり。

 

けれど、いつもよりもクラスが安かったり、無料で受けられるクラスや募金ベースのクラスがあったりするのは利点かもしれません。久々に見る顔や、画面越しに”一緒に踊っている”感覚を感じられるのは確かにありがたいし、嬉しいものです。

 

_________

 

”生きるって難しい”と思うんです。

 

毎日を噛み締めながら生きていくしかできない今が辛いですが、それでも毎日生きていることがありがたいと、そう自分に言い聞かせています。

 

早く、この状況が良くなるといいな。

 

元に戻るのは少し時間がかかるかもしれないけれど、自分ができることを。

過去でも先でもない今に在る、という事を考えながら、毎日を過ごしたいと思います。

 

_________

 

 

長めになりましたが、ちょっとでも、今の状況を過ごしている一人の例として、何か共通点があったり、共感できることがあれば幸いです。

 

どうかこの期間中、自分にも他の人にも、いつもより優しく接してみてください。

少しでも、穏やかな時間が流れることを願って。

 

 

まみこ。

 

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コロナに生きる。自粛生活中、過ごし方のススメ5選。

こんにちは。コロナの自粛生活中、いかがお過ごしでしょうか?

ニューヨークからお届けしています、まみこです。

 

アメリカではコロナの規制は未だに厳しく、五月中旬でも感染が広がっているので、毎日油断できない生活が続いています。

私はこの自粛期間中、食料の補充や薬局に行くくらいしか外に用がなく、仕事に出る用事もないので、ほとんどを家の中かアパートの屋上で過ごしています。2週間に一度のペースで家から出るか出ないか、、、と言う感じ。

 

人生でこんなに引きこもることなんて今までなかったので、自粛生活が始まる前はめちゃくちゃ心配でしたが、意外と満足に過ごせています。私的にダンサーとしての体力、筋力維持をするのは未だに頭をひねりますが、最低限お家でできることを探して毎日を過ごしています。

 

毎日、どんなことをして過ごすのか。時間が有り余るほどあるように感じてしまって、何にも手がつけられない、何をして過ごしたら良いのかわからない、、、そんな風に感じる方も多いのではないかと思います。私もそうでしたし、今も時々そう感じることがあります。

少しでも、お家で過ごす時間をよりよくするヒントになれば幸いです。

 

 

1)落ち着いて気持ちを書き出してみる

まずは、自分の心を落ち着けてみてください。

 

深く深呼吸をして、心や体が何を求めているのかを感じることから始めることが大切。

このようなパンデミックの時には、たくさんの情報に惑わされがちになります。社会に出でいる色々なニュースや友達のツイート、インスタグラム、フェイスブックの投稿など、外部の情報に左右されやすくなってしまうのですが、意識的に自分の声に耳を傾けてみることを心掛けてみてください。

 

ノートでも、携帯のノート機能でも構いません。自分が恐れていること、求めていること、ありのままの気持ちを自由に書き出してみると、頭の中を可視化することにより、それだけで不安感が軽くなると思います。

 

日記のように毎日書いてみるのもいいですし、思い立った時に書くのでも、自分に合ったスタイルで心と向き合ってみてください。そこから今まで考えても見なかった、新しいアイディアや本心からの興味が湧き出てくるかもしれません。

 

2)メディテーション、瞑想

瞑想ってお坊さんがするやつなのでは、、、?と言う人もいるかもしれません。

瞑想は宗教や信仰に関わらず、自分の頭と心をフラットにし、自身の芯に意識を戻し、考えの質を上げるものだと、私は思います。

 

初めての方はガイディングメディテーションと言って、瞑想を誘導してくれる、いわばインストラクターのような人が声をかけてくれる瞑想の仕方がおすすめ。

呼吸方法の指導が入ったり、頭で何を想像するのかをガイドしてくれたり、色々な種類がありますが、一番大事なのは呼吸をやめないこと、意識的に自分の考えを集中させること。

 

なんだそれは、、、と思う方が多いと思うので、一度Youtubeなどで検索してみるとたくさんの結果が出てくるので、調べて見てください。

最近イライラしやすい、精神的に疲れやすい、不安感に駆られる、など、心が不安定になりがちな方がいたら、本当にオススメします。

 

3)気分や調子に合わせた身体のケア

とにかく自粛中は動かない。

引きこもりレベル1の私が座っているだけで一日を過ごせてしまった時は、いろんな意味でめちゃくちゃショッキングでした。怠惰の可能性を垣間見た気がして、、、

 

と言うのは置いておいて。

このお家時間を過ごすに当たって、意識的に一日の中で一時間や二時間、少しの時間でも構わないので、体を動かす習慣を作ることが大切です。

私自身、2週間ほど本当に運動をしなかった期間があったのですが、毎日の少しの積み重ねがこんなにも違いを生むんだと言うことを、改めて実感しました。

体は動かさないでいると、筋力が落ちます。それも急速なスピードで落ちるので、アスリートの人や私のようなダンサーの人は気をつける必要があります。(体験者)

 

かと言って、毎日腹筋1000回と腕立て伏せ1000回と、、、!と言うことではなく。

体の調子に合わせて、どの体のパーツに動きが必要か。どんな運動が良いか。どのくらい負荷をかけて、どのくらいリピートするか。

少しづつでも良いので、筋力トレーニングと有酸素運動(ウォーキングやランニング、心拍数を上げる運動)を毎日に取り入れてみるのをオススメします。

 

同じ場所にこもっていると気持ちが塞ぎがちですが、運動をすることによって、エンドルフィン効果で気持ちが明るくなりますよ。

 

4)本を読む、オーディオブックを聴く

本を読んだりオーディオブックを聴くことで、モチベーションが上がるのもそうですが、知識や視野が広がるので、良い時間の使い方が出来ると思います。

 

本屋さんが開いていなかったり、規制が掛かっていたりするかもしれませんが、オンラインで電子版を購入したり、オーディオで本の内容を理解する方法があるので、自粛期間中でも積極的にいろんな本を読み進められる!と言うことです。

 

個人的には洗い物をしながらオーディオブックを聴いたり、ながら作業のなかでも聞けるオーディオブックとの出会いはかなり衝撃的でした。試したことのない方は、是非。

 

5)新たなスキルを手に入れる

 仕事が半減になったり、仕事がお休みになってしまったり。そうなると、いつ通常どうりの営業になるだろう、いつ仕事が始まるんだろう、、、と不安になりますよね。

不安になりながら時間を過ごすよりも、何か自分のためになることをしながらこの与えられた時間を過ごしていきたいものです。

 

仕事のためのスキルアップでもいいですし、ずっと学びたかった料理を学ぶのもいいですよね。今では無料で使える語学習得アプリやレシピ検索のサイトがあるので、時間がある今だからこそ冒険できる、もってこいの時間の使い方だと思います。

 

新たなスキル、と言っても、もしかすると昔の趣味にもう一度新しい気持ちでダイブインしてみるのも一つだと思います。時を経たからこそまた違った学びがあるかもしれません。

 

____

 

 

いかがでしたか?

もしもこの中から何か一つでも、これ明日からやってみよう!と思えることがあれば嬉しいです。

 

一日一日を大切に過ごせるように私もこの自粛生活中、意識的に行動したいと思います。

 

どうか、自分へ、そして周りの人への優しさを忘れずに過ごしてくださいね。

 

Bye!

 

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とりあえず、私が誰かって話で。

どうも、こんにちは。まみこです。

普段は人に見せる文章はインスタくらいでしか書く機会がなかったのですが、

今回、思い立ってブログを開設してみることにしました。

 

ここ何年間か、あ〜何か文章で発信することも始めたいな。と思っていたのですが、

大学があったり、仕事を始めたりでズルズル思いを引きずって、今に至っていました。

が!やっとこさ重い腰を上げてここに記事を上げていくことにしました。(そんな面ではこのパンデミックの時間もありがたいものかと。)

 

めちゃくちゃ新鮮な気分です。

 

とりあえず私が誰なのかと言うのをざっと説明すると、

・二十代前半、女子

・米国四年大を卒業して、現在ニューヨーク在住

・普段踊る仕事をしている

・時々モデルもするしフィットネストレーナーとしても働いてる

・高校からのモットーは「ノリと勢い」

・なんでも一回ハマるとしばらくハマってる

自然派(いろんな面で)

・人によって印象が、この人何考えてるかわからん、か、ZENな人、と言う二つに別れる

アメリカの就労ビザの一つ、アーティストビザ(O-1 Visa)を申請中

・今、パンデミックの最中で職なし&自粛中(new!)

 

と言う感じですね。

 

だいたい印象は掴めたと思いますが、ダンサーとしての私はこちらのインタビュー記事の方がより詳しく分かりやすいかと思うので、リンクを載せておきます。(NYジャピオンさん、ありがとうございます。)

www.ejapion.com

 

大学生活から今まで、結構ダンス一筋で生きてきたような気がします。

とにかく私のメンタルのフォーカスポイントが良い意味でも悪い意味でも狭いので、インスタで書くこともダンス関連ものしか載せなかったり。写真がメインだしなあ、ってとこもありますしね。

と言うことでこのブログでは、本当に!ワイドに!広めに!いろんなことについてズバズバ書いていきます。

 

ダンスのこと、舞台のこと、体づくりのこと、仕事のこと、食について、健康について、メンタルの話、留学経験談、大学の体験談、ビザ取得への道のり、英語習得の道のり、文化の違いや交流について、人付き合いについて、普段気になってること、試してみたこと、、、など!

きっと赤裸々感満載な記事も後々出でくることでしょうが、その時にはどうぞお付き合いください。

 

と、言うわけで、第一弾は短めに。

 

Bye!

Mamiko

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