こもれびログ 〜ニューヨーク在住プロダンサーの日々〜

私の目線から、きらきらと輝く毎日について。

自分で”ブラック企業”を作り出してしまいやすい。フリーランサーと心身の健康。[Freelancer & Mental/Physical Health]

こんにちは、まみこです。

 

ニューヨーク州の4年大学を卒業してからはずっとフリーランサーとして活動してきた私。

ダンサーとしての仕事はもちろん、モデルや女優としてもキャリアをかさねて、

2020年の6月にO1B(アーティストビザ)と呼ばれる特殊技術者が取ることのできるビザを取得することができました。

そのことについてはまた違う機会にお話ししたいと思います。

 

フリーランスのアーティストとしてキャリアを積むため、ビザを取るため、物価の高い都市ニューヨクに住み続けるため、と、

大学を卒業したあとすぐは空いている日にちを全て潰して、とにかくとにかく自分が輝ける場所を毎日探していました。

 

スタジオで座って休むダンサー

Photo by Zyanya BMO

これはどんな種類のフリーランサーの方にも同じことが言えると思うのですが、

私たちには企業で働く方達のように決まったスケジュールがほぼありません。

 

私がここ2〜3年、自分自身の行動を省みた時に、

”ああ、私、自分自身でブラック企業になってたな”と思ったのです。

 

  • 分刻みのスケジュールを組む
  • 仕事をしていないとなんだか心配になる
  • 休日を潰したり、オーバーワークして、必要以上に働いてしまう
  • 体調を崩し続ける
  • 思考がネガティブになったり狭くなったりする

などなど。

 

友達や周りにいる人から”それはやりすぎだよ”と言われても気づかなかったり、

自分の体調や心の状態を犠牲にしてまで仕事に身を注いでしまったり、

プライベートと仕事の距離が近いフリーランサーは結構こんなことをしてしまいがちなのではないのかなと、私の経験上、とてもそう思います。

 

それが上限を超えるとどうなるのか?

 

休養不足で大きな怪我につながったり、体調が悪化したり、治癒力が低下したり、

長期間にわたってケアをしなければならなくなるため、逆に仕事に大きな影響を与えてしまうのです。

 

私は2019年の終わり頃からずーっと体調が悪く、こんなのちょっとした風邪!!といって、

あまり体調管理や休息を取らずにガンガン仕事を入れていた結果、

2020年始まってすぐ、高熱・鼻水・咳という症状がひどいインフルエンザにかかってしまい、治るのにもすごく時間がかかったのを覚えています。

 

その時に、”ああ、TOO MUCH(やりすぎ)っていうのはこのことか”と身を持って感じました。

 

今年に入り、コロナが落ち着き始めて仕事がまた忙しくなり始めた時から、

”必ず週に1日は休息のための休みを作る”と決め、自分の心身を労ることにもっとマインドフルになりました。

 

”時間があるから”と言って予定を詰め込みすぎることも、

この予定でちゃんと自分の全てを発揮できるように休息が取れるだろうか?

仕事をするために最初に片付けなくてはならないこと(洗濯、掃除)もできるだろうか?

そんなことを考えられるようになりました。

 

やりたいこともやりつつ、でもしっかりと心と体のためにも時間をとる。

逆に何をやりたいのか、どういう時間の過ごし方をしていきたいのか、というのが、

限られた時間の中ではっきりしてきたような気がします。

 

 

どんな仕事をしたいのか、自分を自分で縛っていないか、どんなふうに生きていきたいのか、と言うのをはっきりさせない限りは、

自分で自分のためにBoundary(自分がよしなしを決めるリミット)を作ってあげられず、

自分自身で”ブラック企業”を作り出してしまうのではないのかと思います。

 

フリーランサーのみなさん、もっと”我がまま”になっていい!!!

もっと自分に時間を使ってあげてください。

 

今少しでも、”ちょっと辛いな”、”次の休みがいつかわからない”、

そう思う瞬間があるのなら、一度スケジュールを見直してみてください。

 

8月という新しい月、何かに気づけるきっかけになれば嬉しいです。

 

それでは、今回はこの辺で!

 

Mamiko

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